福島県で腎臓疾患・高血圧に苦しむ
すべての方の力に

沼田 徳太郎

腎臓高血圧内科

助手

沼田 徳太郎

NUMATA TOKUTARO

先輩医師の声

senior doctor

「努力を前向きに評価してくれる」それが腎臓高血圧内科です

こんにちは。
医学部進学当初から内科医を目指していましたが、どの領域を専門とするかは初期研修の最後まで悩みました。
入局した最大の理由は、医局の雰囲気が良かったことのように思います。腎臓・高血圧というと取っ付きにくいように感じると思います。学生時代の僕もそうで、最も苦手で嫌いな分野だったといっても過言ではありません (笑)。しかし初期研修でローテートしてみると、指導医は分かりにくい分野であるからこそ僕のような愚鈍な研修医にも優しく丁寧に平易に説明してくださいました。もちろん患者さんに対しても同じでした。入局してからも努力不足で毎日うまくいかないことの連続ですが、僕がどんなに出来なくても不勉強でも、指導医は真摯に取り組もうとする姿勢を前向きに評価し、優しくときに厳しく導いてくださいます。それは関連病院に出向している現在も同じです。教授はじめ学外のOB・OGの先生方を含め、医師としても人生の先輩としても尊敬しています。
また僕は病気のため初期研修を3年かけて修了しましたが、医局では僕の事情を勘案し、体調に合わせながらも充実した後期研修となるよう配慮してくださっています。腎臓高血圧内科でも女性医師が増えてきていますが、出産や子育てなど、ライフステージに合わせて仕事を続けていくことが可能な医局であるという印象を持っています。
腎疾患は、その発症や治療の過程で生活習慣病をはじめ多くの領域の疾患と密接な関係をもっています。幸い糖尿病など生活習慣病や内分泌疾患については、旧第三内科で同じ医局だった経緯から、腎臓高血圧内科の指導医も経験豊富ですし、再編された糖尿病内分秘代謝内科の先生方ともお互い顔の見える、相談しあえる関係です。それに限らず、他科の医師とも協力していきながら、患者さんを長期にわたってマネジメントしていくことは、僕のような若手には荷が重く感じる反面、(大げさですが)一生を賭けて取り組んでいきたいテーマのように思います。高齢者の内科一般を中心に診療し、少子高齢化の進行に伴う諸問題(認知症、フレイル、ポリファーマシー、老老介護など)に直面する現在、その思いは強まっていると感じています。
数年前の僕のように進路に悩む研修医の皆さんは、ぜひ気軽に、腎臓内科をローテートしてみてください。興味を持ってくれたらとても嬉しいですし、成人日本人の8人に1人、増え続ける高齢者の大半が慢性腎臓病と言われる今日、どの領域に進むにしても経験はきっと役に立つと思います。